白緑蝶"vacances【続2】
「ソラ、本当はね
 
 貴方の、あの愛の歌
 私、ものすごく感動したよ」

「知ってる」

「ソラ、私、貴方の髪に
 触れたかったんだぁ

 私の髪より、きれい」


『出れなくなっても・・・』


バードゲージに、あなたを

何度、閉じ込めても

あなたは消えゆく・・・


卯月・・・

あなたは、わたしの心の花。


愛を知らなかった男が
愛を知れば、人一倍
愛に貪欲になる。

そして、愛に失望すれば
もう二度と愛など見たくない。

愛など、要らなくなる。

愛など、俺には何の意味も
ない。

空っぽの世界・・・
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