白緑蝶"vacances【続2】
この部屋から抜け出せず、ただ

ソラと逢瀬を重ねるだけの日々

『キスの無い

 真実の無い

 その事を承知で

 貴方に抱かれ

 貴方に溺れる

 終わりにしなきゃ・・・』

私達に、未来なんてない。


トン

トントン

トントントン


状況は何も変わらない。

私の精神は限界寸前だ。

貴方に会う度、傷はひとつ
ふたつと増え続け、深く
この肌に刻まれる。

そして、限界が来る。

移る月・・・真実

『携帯番号・・・

 変えようかなぁ?』
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