年下のあいつ。
**負けません**


*****



いちごちゃんと
来たのは屋上。




爽やかな夕暮れの風が
そよぐ。




「先輩…」




先に口を開いたのはいちごちゃんだった。





「どうしたの?

こんなとこまで来て。」




そう聞くといちごちゃんは
ばっと振り向き
ロングの髪をなびかせながら
言った。






< 139 / 237 >

この作品をシェア

pagetop