年下のあいつ。


すると先輩は洗った顔を
タオルで拭きながら




「俺一応キャプテンだし
そーゆーの気になるんだけど。」



そうさりげなく言った。



嬉しい、嬉しいんだけど!
…でも


山下君が嫌なんです!


なんて口が裂けても言えない…。





悩んだ末私は



「ほんっとになんもないですから!」



こう言うしかなかった。



< 40 / 237 >

この作品をシェア

pagetop