Do you love me…?
「引っ越す前、たまに家に来てた女子、覚えてる?」
きららさんのことだ。
うちはすぐに分かった。
「女子?いたかな?」
お父さんはわかっていないみたいだった。
台所から飲み物とコップを持って戻ってきた"お母さん"が間に入る。
「ほら、あの子よ。きららちゃん。みんなで一回、悟の彼女と間違えた子。」
「あぁ、あの金髪パーマのかわいい子かぁ。…で?その子がどうしたんだい?」
悟は話を続ける。
「GWにこっちに遊びにくるみたいで…。ここに泊めてもいいかな?」