〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
「こざかしい…
これでもくらえ」

紫色の炎が巨大化し、
疲れて来たリョウ君と
ハルキ君の方に、
放とうとしている。

「はぁあああ!」

「ハルキ君!リョウ君!」私はとっさに、二人を呼ぶ。

ハルキ君と、
リョウ君はお互いに確認しあうかの様に、
目を合わせ左右に別れ、
人魚姫に向かって、
ハルキ君が接近。

「何っ!?」

人魚姫は二人の早さに戸惑う。

「はぁあああ…」
リョウ君の声が響き渡る。
「てぇぃやあ!」
ハルキ君も続けて、
攻撃態勢に

その様子を見ていた、
ダイキ君が立ち上がり、
走りだす

「…ダイキ君!?」

剣を持たずに走りだし、
私がダイキ君の方に
手を伸ばすが…、
ダイキ君の早さに、
手が届かない。

「…ダメッ…ダイキさん!」

その後を追う人魚姫の
かりんさん。

「みんなまとめて…」

紫色の炎が上から降り、
二人を襲う。

“グサッ…”

“グサッ”

炎が放たれ何か
刺さる音が同時に響き渡った。

“ドッカァ〜ン”

爆風で、何が起きたのか状態が分からない…。

煙の中で、
現われたのはリョウ君と、ハルキ君…。

そして…。






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