〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)

ゆうや編

ドアを開けると、
そこにはゆうや君が…。

(ゆうやにポイント+10してください)

珍しく制服姿の
ゆうや君が立っていた。

「…ちょっと外に出ない?もう夕方だから遠くにはいけないけど…」

ゆうや君が誘って来たので私はゆうや君と外に行く事にした。

「あっ…ちょっと待ってて貰っていい?」

私はある物を持ちに行き、部屋から出た。
学園の外…ゆうや君は
私の手を見て少し顔を赤らめている。

「…?」

ゆうや君は、
照れ臭いのか
自分から手を握って来ないので、
私の方からゆうや君の手を握る。

「…あっ…ごめん…」

左手で髪を触りならが
なぜか謝り照れ臭そうに、下をうつむく。

「えっどうして謝るの?」

ゆうや君は…、
ぽっかぁ〜っとし答えない。

謝って来た意味は特に無かったのかも知れない。

会話が途切れ、続かないと…。

「夕陽綺麗だねっ…」

っとゆうや君は
なぜか話を切り替え
さっきの疑問に答えて貰えなかった。 …取りあえず話を合わせてみた。

「そうだねっ…
でも、台風が通過してくれてよかった。
だって台風がもし、
通過してくれなかったら
こうしてゆうや君と一緒に外に出ることも無かったもの」

ゆうや君は私の方を向くと笑顔になる。

「…そうだねっ」

夕日に照らされ
ゆうや君の顔がだいだい色に染まる。
返って来た言葉はとても短ったけどきっと、
それがゆうや君の
“飾る事のない純粋”な
気持ちその物にも思えた。

「…そうだっ…あのねっ」
私は鞄(かばん)から
ハ‐モニカを出す。

「これってもしかしたら
ゆうや君の?
精霊の光る玉を探していた時に拾った物なんだけど…」

ゆうや君がびっくりしながら見る。


< 207 / 303 >

この作品をシェア

pagetop