〜☆恋愛学園物語☆〜（学園編）

ショウゴ君と私が離れた後壁に閉じ込められた
ショウゴ君を見に行った、ﾆ‐ﾅの事をショウゴ君に　聞いてみた。

「ショウゴ君……ﾆ‐ﾅ知らない？
ショウゴ君が壁の中に入った時に、ﾆ‐ﾅも一緒に
壁の中に入って行って」

ショウゴ君は、
みゅうなさんを優しく
引き離し
私の方に近づいてきた。

「……精霊、あぁ確かに　長い猫耳の精霊が居たような、けど確かあの時」

「ダイキって言う
男とカリンって女の話をした後、あの闇の人魚も
確か消えて。

精霊はさっき迄
居たのは居たけど、
その二人が居なくなって　姿が見えなくなったっけ」
ショウゴ君の話を
聞いている限り、
ﾆ‐ﾅの行方は
わからなかった。

ダイキ君は、
学園の合宿で見かけた時に、闇の人魚と一緒に居て
学園に戻ったら、
黒い闇に。

「ショウゴ君所で、
どうしてそんな格好してたの？

それにどうして、
リョウ君を殴ったり。

「俺にもよくわからないって言うか…
アグリが、
リョウが危険だから助けてやれって言うから」

みゅうなさんは、
びっくりした顔をしながら悩んでいた。

「言ってる意味が、
えっとわからないんだけど…そんな事より、
学園が闇になった原因は？
人魚姫の闇って言うのも、話がよくわからないんだけど」

ショウゴ君もみゅうなさんも、かのんさんも
リョウ君が王の息子で、
ダイキ君とリョウ君は
双子であるのも。

みんなに話すべきなのか
迷った。

“ごぉぉ……”

僅かに揺れる城の中。

「そろそろここも、
危なそうだぜ
そのﾆ‐ﾅって言う精霊
もしかしたら、この城の　地下に居るかも知れない」
ショウゴ君は、
手の中にある鍵を
見せてくれた。

「この鍵は地下に入る為の鍵だけど……
きっと危険が……」

ショウゴ君は鍵を、
ポケットにしまい、
何かを言い掛けたけど
やめた。

「学園を闇にした人が
そこに居るって意味よね
学園に平和を取り戻す
ためにも進まないと」

みゅうなさんは、
ショウゴ君の手を取ると
そのまま、扉に向かう。

「さっ行きましょ！」