〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
「ショウゴ君…?
まだ会ってからそんなに、日にちも経って無いから…、よくわからないかなっ」

私は、率直(そっちょく)に素直な気持ちを伝えた。

「実は相談したい事があるって言ったのは…。よかったらパートナーを、
交換して欲しいのっ」

みゅうなさんが私に顔を近づけ、伝えてきた。

「?交換…」

「あっほらっ
見えた見えた…あれが、ショウゴ君が掘った温泉よねっ!早く入りましょう」

みゅうなさんは、一度会話を辞め、
温泉に浸かる(つかる)

周りを警戒しながらも、
全て脱ぎ木に、着たものを乗せた。
小さいタオルを持ち
中に浸かる。

「あったかい〜ショウゴ君が居なかったら、
温泉に入ることも出来なかったよねぇ〜」

「そうだねっ…」

私は、言葉が途切れてしまった。

「…さっきの話、
今すぐで無くても、
いいから、考えておいて
貰えないかな?
私、ショウゴ君の事が、きになったみたいなの…、何か似てるって言うのかなっ…、彼を見てると、
とても気になるのっ」

「うん…わかった…
ショウゴ君に聞いてからじゃ無いと、
私が決めることじゃ無いから…」

「ううん…私の方こそこんな話し切り出して、ごめんねっ…、1人で決めるわけには、いかないわよね」

私はみゅうなさんが、
ショウゴ君を好きになるのを、応援したい気持ちもあった。
でも私の中にも、あの優しい、顔や色々な事がよぎる。

「俺と付き合ってくれないか?」

あの答えも、まだ出せてないのもあったから。

瞬く間(またたくま)に日が落ち夕方、
私は夜空が気になり、
テントから外に出た。

ショウゴ君は、また温泉に入りに行ったのか、居ない。

電気が無いので、辺りは、少し薄暗い。




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