〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
女子寮の一階に着くと
すぐにフロント、
その奥に食堂と医務室がある。


女子寮と男子寮は繋がっていて、その隣が本館
本館は中世ヨ‐ロッパ風の建物お城のような素敵な外観。

向かって正面入り口から見えるのは、
緑が生い茂り。

ハ‐トと天使の様な噴水へと繋がっている
水しぶきが時折虹色に輝いて見える夜のライトアップはかなりの見物。

噴水から先に進と校門が見える。

本館から向かって左側に
映画館があり、
その隣に体育館
体育館前には、
大勢の人だかりが、
名前チェックと、
学園のバッチを配っている様子が伺える。

「こんにちは!
お名前を教えて頂けますか?」

この学園在校生の方か、
ショ‐トカットの黒髪で
学園の制服姿の
小柄な女性、少し
甘い香りがした。

茶色い横長テ‐ブルに置かれている
名簿用紙に名前が書かれた物にチェックを入れていた。
「名前は瀬戸菜月です…」
戸惑いと緊張からか、
声が裏返る。

「菜月さんですね…御入学おめでとうございます
バッチをお配りしています学園の許可証になりますので、落とさないように、
右側の袖におつけください」

私はバッチを右側の袖に付けて貰い
入学する生徒の後ろの列に続き体育館に向かった。

約一日で200人ほどの
学園の入学者。

――。

しばらくすると
壇上に上がるス‐ツ姿の女性がマイクを持ち。

「皆様ご入学ありがとうございます。
この学園で素敵な出会いを果たし、よりよい学園生活をお過ごしください。

手短ではありますが、
これを挨拶とさせて頂きます。
では、この学校に入学された方々に、
この‘精霊’の粉を
さしあげます。
校内放送の指示がありますので、聖霊の粉を精霊にしたい物へ振りかけ
お待ちください」

背広姿で、
赤いおしゃれ眼鏡をかけた目のつりあがった、
ハキハキした口調で、
厳しそうな声をした
年配の女性は
壇上でそう言い残し、
話が終わる。

私は、体育館の出入口付近で精霊を生み出す粉と
学園の電子手帳を学園の
制服姿の黒髪で長い髪を二つに縛った細身の
女性生徒から
受け取り部屋に戻った。








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