〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
「よく辿り着きましたね…底なしの沼の泉をまさか泳いで乗り越え来るとは。普通の人間なら沈んで居るはずなのだが。

ではこれで最後の問題ですあなたは精霊の為に、
あなた自身の命をかけますか?」

「…?命って」

りょう君に質問する声。

私の居る湖の中から、
奇妙な声が聞こえてきた。
「命を…ですかっ…、
精霊も大事ですが、
命を掛けて、
命を落としてしまったら、恋愛も出来ません…、
僕はどっちも大事です」

「それは、答えではありません…、命を捧げますか?」

「きゃ…」

目の前に、
大きな緑色の恐竜が現れた。

「菜月さん…!」

りょう君がこっちに振り返り、びっくりしている。

「さぁ…どうしますか?」
「ダメ…、命を掛けるなんて!ニ‐ナ助けて!」

ニ‐ナが、恐竜をキッと睨み、黄色い光が、私の中に
溢れてくる。

「仕方が無いわねっ…
手に力を集中しなさい!」

私は、言われた通りに、
手を集中する。

「手を前に…、放って」

「えっ…こっこう?」

黄色い光が手に集まり出し、集中すると光の玉が大きくなる。

「今よっ!撃って」


「ギャ…」

光の玉は、見事に、命中し、恐竜は、姿を消し
あの恐怖も、完全に無くなる。

「やったぁ…」

私は、意識を失い…その後の事は覚えて居なかった。
その後リョウ君はクイズに答え
抱えられて寮に戻った事を後から、カノンさんに
教えてもらう。

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