〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
学園の裏庭を通り過ぎると学園専用の公園がある。

公園と言っても、
ベンチが並べられ、 
“ブランコ”が、
一つぽつんとある。

花が咲き、外灯が、
所々にあるくらい。

屋根のある、
小さな小屋は雨をしのぐ為に、
建てられたようだ。

見た感じでは、
ハルキ君の姿はまだ無い、
時計を見ると、
後2分くらいあったので、ベンチで座って待つことに。

数分後、息を切らしながら走って来る、
ハルキ君の姿を確認できた。

「はぁはぁはぁ」

腰を曲げ、膝に両手を付きかなり疲れた様子。

「ごっごめぇ〜ん…」

「時間ジャストだねっ…」
公園の中の、
時計を指差し。

「ははっ…、
急にお腹痛くなって、ちょっとトイレに入っていたらいつの間にか、
約束の時間に…、
それより、これ見てくれる?」

ハルキ君は、
私に一枚の地図を見せて来た。

「ん?地下通路の地図?」

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