今日で終わりにしてくれますか



私の、ためにも


「余計なこと考えなくていいのよ。アンタの思うままに行動しなさい」

「・・・・っ」


だから私は、百合亜から離れられないんだ


「ゆりあすきぃっ」

「はぁ?!あたしの前で泣かないでくれる!?」

「だ、だあってえぇぇえっ」

「あー!!!!!!もうっ」


乱暴に、だけど優しくハンカチで私の顔を拭ってくれる彼女に、心の中でお礼を言った

結局私は、颯人から離れられないんだってこと、分かっているから

これ以上無いくらいの言葉を掛けてくれる彼女が、好きだ


「えー、私は?」

「みーちゃんも、すき」


私の心を軽くしてくれる彼女も、好きだ


願わくばの不変の日々を求める私は、その日常も悲惨だということを忘れていた



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