咲き舞う華は刻に散る
「だから、何だ?」
「ふん、分からぬか?要するに美桜里は貴様ら人間の手に負えるモノではないという事だ」
桐生は口元に笑みを浮かべると、美桜里の方を向いた。
彼女を見つめる桐生の瞳からは実の妹を想う愛情が感じ取れる。
しかし、それはただの愛情ではない。
歪んだ愛情だ――。
土方には彼が美桜里を欲する理由はだいたい見当がついていた。
桐生が美桜里を欲する理由は家族として暮らすためではない。
彼女を人間に復讐する道具として使おうとしているのだ。
――と。