咲き舞う華は刻に散る
彼が居なくなったのを確認すると、沖田と原田、山崎は美桜里に駆け寄った。
「美桜里、大丈夫か!?」
原田はカタカタと震える美桜里の肩に触れた。
その瞬間――。
「嫌ぁああぁッッ!!!」
突然、原田の手を払われた。
美桜里の目は大きく見開かれ、呼吸は速く、荒い。
「私は人間…?鬼…?違う…、私は混血…。化け物…?分からない、分からないよ…」
美桜里は藍色の髪を掻きむしり、頭を抱えた。
声は掠れ、震えている。
一年程共に暮らしていて、土方達が彼女のこんな所を見たのは初めてだ。