失恋夢
ていうか、タイミング良すぎるだろう。

絶対、狙って迷い込んできたよな。


柵から背中を離して、仕方なく声のする方へ歩き出す。

隣でメープルは何故か嬉しそうにスキップをしている。


そんなに仕事が好きなのかこいつは....

それともさっき話していた情報がたまたま当たっていたのが嬉しかったのか...


それにしてもスキップはやり過ぎだろう、と少しメープルに引いてしまう。


地面に落ちていた小石をなんとなく蹴ってみる。

「あ...」

思ったよりも強く蹴ってしまって、声が漏れる。


「って!」


誰かに当たってしまった.....
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