小悪魔の溺愛
・・・

優斗先生の目が潤んでいた。


「ありがとうございます。

そんな言葉が聞けるなんて、

正直思いませんでした」


クラス中が、和やかな雰囲気になった。


「・・・でも、

この責任は、

取らなければいけないと思っています。

だから、後数か月ですが、

よろしくお願いします」



もう一度頭を下げた優斗先生。


・・・


私も、俯いたまま、

ずっと泣いていた。

・・・

やっぱり、私と付き合わなければ、

先生は、このまま

教師を続けることが、

出来ていたのに・・・
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