小悪魔の溺愛
「優斗先生を辞めさせないでください」

たくさんの生徒の声。



「アンタたちより、

よっぽどいい先生だ!!」


一列に並んでいた先生たちに向かって

そんなことを言った生徒もいた。


教頭も、学年主任も、

頭を抱えていた。


「こんなこと、前代未聞だ」


・・・

拓がこっちに手を振っている。

・・・

拓がしたかったことって、これ?



私は、涙を流しながら、

でも、

笑顔がこぼれていた。

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