小悪魔の溺愛
?!

突然私の目の前に、

ハンカチを持った手が、

ニョキッと現れた。


私は驚いて、振り返った。


「…優斗先生」

心配そうな顔をした優斗先生。



「…使えよ」

私の手に無理やり

ハンカチを押し付けた。


私はそのハンカチで、

そっと涙を拭いた。


「…優斗先生、なんでここに?」

英語教師の先生には、

まったく関係のない教室のはず。
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