小悪魔の溺愛

綾香side

もう・・・

ビックリした。

いきなり抱きしめるんだもん・・・


何とか、先に出てきたけど。

あんまり肝心なこと喋らないから、

拓はなにを考えてるのか、わからない。


・・・?!

私の前に来た拓は、

何も言わずに、私の手を握った。


「…何で、手」

「つなぎたいから」


「・・・」


言い返せない。


手を繋いで歩く私たち。

・・・

どっから見ても、

彼氏と彼女にしか見えない。
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