小悪魔の溺愛
「優斗先生がいい?」


・・・まだ言ってる。


「私は・・・」


その先を言うことが出来なくなった。


ここにきて、二度目のキス。

羽交い絞めにされた私は、

身動きが取れず。


…強引なのは、イヤだ。


私の目から、涙がポロポロ。


それに気づいた拓が、

唇を離した。


「泣くな」


「…バカ」


私は、カバンを持つと、

部屋を出た。
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