【完】最初で最後の恋

熱、看病、弱音

矢吹くんとスーパーで会ってから、数日が経ったある日―――。
「ヤバ…」
朝、だるくて熱を計ったら37.5度あった。
なんとか大丈夫…かな?
「真希、由希、沙希。保育所行くよ」
「「「はぁい」」」
――――………
「じゃぁ、お願いします」
「はい!お預かりします!」
「「「お姉ちゃんバイバーイ」」」
「バイバイ」
さて、行くか。
――――………
「おはようございます」
「佳織!おはよう」
「おはよ、奈央」
「あれ?佳織顔いろ悪い?平気??」
意外と鋭い奈央。
「大丈夫だよっ♪ありがとう」
だけど、心配させたくないから無理しちゃう私。
「あんまり無理しないでね?」
「うん」
優しい奈央。大好きだよ。
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