【完】最初で最後の恋
「俺はただ…奈央にそばにいてほしくて…」
俺だって、傍にいてほしいんだよ…。
「お願いです。奈央さんのためにも…別れてください」
「っ……」
俺はそれだけ言うと病室を出ようとしたら…
「待って、くれ」
「…なんスか?」
瞬さんに、呼びとめられた。
「おまえは…奈央のことが好きか?」
「…好きっすよ」
すごく、すごく、彼女のことが好きだ。
「……そっか…。…別れるよ」
そう言った時の瞬さんの表情を…俺は、忘れない。


俺が、あなたの分も幸せにしてみせます。


これは、俺のただの自己満足だったのかも、しれない。

奈央さん、瞬さん、ごめんなさい――……。
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