水曜日の朝
ひとり
水曜日の朝、隣の部屋から聞こえてくるニュースで目を覚ました。
物価の高騰、食の安全を議論する人達の声がする。
「消費者に優しい世の中を」
製造者だって消費者の一人なのに…これ以上首をしめないで…


小さくため息を吐き、惜しみながら布団を出て台所にむかった
(…お腹空いた)
「あ、起きたの?」
「うん」
「お母さんもう仕事行くから」
「うん」
「3時くらいに洗濯物入れておいてね」
「…うん」

ギー…バタン ガチャ


母親が仕事に出かけて、2DKのアパートにひとり。
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