苺 大福【短篇】

傘を持たない俺は、今日もレンタルショップの店先に立ち止まり、しばらくしてから方向を変えた。

数件隣にあるコンビニエンスストア。

ビデオを借りずにそこへ立ち寄り、適当な雑誌と適当な弁当をカゴに入れた。

いつもなら、既に持っているビデオの袋を脇に抱え、スナック菓子とチョコレート、そしてレジ横にある『苺大福』を一つ買う。


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