Believe
第9章
テレビの生放送が終わり、楽屋に戻った。

テーブルの上に置いてある携帯を開くとメールが1通来ている。

メールを開くと、優希からだ。

その時、メンバーのジュンが楽屋に戻って来た。

「何携帯見てニヤけてんだよ。気持ちわりー」

他のメンバーも楽屋に戻って来た。

「さっき、拓斗がさ携帯見てニヤけてたんだよ」とジュン。

「ニヤけてねーよ」と携帯を閉じた。

「そう言えば、最近拓斗はあの子の事言わなくなったよな」とメンバーのケン。

(急に何を言い出すんだよ)

「そうか?今は、色々忙しくて、忘れてたんだよ」

むきになる俺。

「何か怪しい。もしかして、あの子と会っちゃった?」とメンバーのカズ。

「はっ?」

動揺して携帯を落としてしまった。

「そうなんだ。白状しろ!」

メンバーの怖い目。

「もう。実は、あの子と付き合ってます」

「えーーーーーっ!何その急展開」

メンバーが一斉に驚く。

俺はメンバーに今までの流れを話した。

そこへ、メンバーのタツヤが口を開く。

「そっか。拓斗はあの子の事、1年くらい言ってたもんな。良かったな!今度、オレラにも紹介しろよ」

「何でオマエラに紹介するんだよ」

「別に紹介するくらい良いだろー」とジュン。

「はい、はい。機会があったらな」

俺たちは高校生みたいにはしゃいでいた。

いつかはメンバーに話すつもりだったから、言えて良かった。

皆も納得してくれたし、一安心。

(そうだ。優希へメンバーに報告した事、伝えないとな。怒ったりしないかな?少し不安だ)
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