タイムリミット
「何言ってんのさ。芽衣、練習がんばってきたじゃん~」
「そ、そーだけど」
しどろもどろになってしまう私
緊張しているのは…ホント
風は寒いのに、顔は熱かった
まるでそこだけ風があたってないみたいに
オレンジ色の光のせいで
もっと顔が赤く見えているような気がした。
「なーに照れてんのさ!じゃ、明日がんばろーね」
「だ、だねぇ」
焦りながらも一応返事
ココの十字路で別れて私は信号を渡ろうとした