終わらないセピア



涙の跡に優しいキスが何度も
舞い降りて……
動揺しまくっていたあたしの心も
次第に麻痺してく……



『ミッちゃん……』



耳に残る甘い声。
あたしの理性をことごとく刺激する
甘い罠。



『もう我慢出来ないよ……ミッちゃん
 が欲しい』



柔らかな唇は首筋を這い、
舐める感覚が完全にあたしを
壊してく……



あたしだって……モカが欲しい
死ぬほど欲しいよ……







< 74 / 117 >

この作品をシェア

pagetop