心から
「……一昨日…俺らが悪かった。ごめんね?……嫌な思いさせて。」




私は相変わらずシカトを決め込む。
架凛と亜衣琉は動揺していた。




「おい、………。」




何?私?……。



「何?…優莉に何か用なの?」



架凛がすぐに反応した。




「オマエに話してない。」



「はぁ!?!?(怒)」



「亜衣琉!!!!」




ビクっとさせ私の顔を見て黙る。




「あの時は…俺が…悪かった。すまない。………。」






「いや、気にしてない。」




ホント素直じゃない。
どうして私も悪かったと一言言えないものだろうか。
自分でも嫌になる。



そんな感情を察したのか、架凛も亜衣琉も殺気を消し、また辛そうな顔をする。







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