悠久の祈り -春宵夢想-


困り果てた私は彼に助けを求めようと、顔を上げた。




でも、次の言葉で彼に助けを求めた事を後悔する事になる。




「すいません、八重子さん。こいつは俺のモノなんで、誰にも渡しませんよ」




歳三さんは何の照れもなく、そんな事を言った。




私の顔は一気に熱を持つ。





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