鈍感王子にご注意を

──────.....

「お時間です。」

「はっはい!」

玲奈は緊張しているのかドレスを
握って立ち上がった。

「玲奈。大丈夫だ。俺が隣にいるから。」

俺は玲奈の頭を撫でた。

「あ、待てよ。独身最後にキスでも
しとくか?」

「なっ///」

─チュッ

「ちょっ!口紅とれちゃうじゃないっ!///」

「いいじゃん。別に。」

「そっそれに...「ん?」

「どっ独身最後って...。」

ああ、俺達はまだ婚姻届を出してねえ。
今日これから出しに行く予定。

「これが...最後のキスだったの?///」

赤い顔をした玲奈はきく。

「.....///」

「なっ何か言ってよ///」

「.....ふっ、大丈夫だ。まだまだ
キスたっぷりとしてやっから。」

─チュッ

唇があたるかあたらないかのキスをした。

「っっ~///」

「何、赤くなってんだよ。」

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