不良×男子校=イケメンの集まり!?

「もういいや!ぜーんぶ、出しちゃえー!」





半ば、ヤケクソになった私は、自分で、だばだばーと効果音を付けながら、紙袋に入っている残りの物を出した。







「つーか、もう制服しか入ってないし。」








アクセサリーとか入ってないかなー、と思っていた私の僅かな期待は全て裏切られたのである。










悲しすぎて、涙すら出てこねーよ。もう。








「もう、いや...。」






最初のハイテンションはどこへやら、半泣き状態の私は渋々制服、カツラ、メガネ、という順番に変装道具を身に付けていった。









もー、どーにでも、なれってんだい。









< 9 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop