不良×男子校=イケメンの集まり!?
そんな事を考えていた矢先、中下の様子が可笑しくなった。
最初はまた叫び出したりするのかと思ったがどうも違う。
頭を抱え震えだした中下を何回呼んでもブルブル震えるだけで何も答えない。
「おい!」
とうとうなんかヤバいんじゃないかと思い大きな声で呼んだのがいけなかったのか。
中下が俺に殴りかかってきた。
「っ!」
一応鍛えてはいるからモロに喰らうことはなかったが少し頬を掠めた。
いくらなんでも速すぎる。
少し判断が遅れていたら多分俺は気を失っていただろう。
それくらい速さと威力がある。
「あいつ、何者だよ...。」
だが、悠長にそんな事を考えている暇はない。
俺に殴りかかってきた中下は俺から離れると、今度は雲雀の方へ向かっていった
「雲雀!!」
まずい。
雲雀は一応族の幹部だが、喧嘩の強さでなったのではなく主に情報関係などで幹部になったのだ
だからあまり喧嘩の方は鍛えていない雲雀はそこら辺の不良並、いやそいつらより弱いかもしれない
そんな雲雀が俺同等の拳を避けれるわけが....。
「がっ!!!」
「雲雀!!!」