水平線の蒼い空
「そうですね、ここは、都内の中でも、かなり質の高い障害者施設です。そのかわり、ここに入所できる子どもは、ほんのわずかなんですよ。在宅で、入所の順番を待たれている子どもたちの方が多いのです。それが障害者の人たちがぶつかる教育の現状なのです」

金森先生は、まるで能面のような厳しい顔で子どもたちをみつめていた。


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