恋の魔法。
「ふーん?
てゆーかそもそも
何でお前はそんなに相手と
距離を置こうとするわけ?」
「そんなの…
決まってるでしょ。
人間関係ほどもろく
無意味な物はないから。
あんただってそうやって
あたしを良いふうに言って
いつ蹴落とすかわからない。
あたしは他人を信じない」
「あっ…おい!」
それだけ言ってあたしは
屋上を後にした。
…あいつは変な奴だ。
それでもとにかく他人に
心を開くわけにはいかない。
必要以上に人と
関わるわけには
いかないんだ。
「そうだよね?
ヨシ…」
あたしはまた携帯の
電池パックの
ふたをはずした。