お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~

"傷つけた"


心がズキンと痛んだような感覚。


あんなにいっぱい手伝ってくれたのに


あたしのために頑張ってくれたのに


頬を滴がつたっていく。


桐生にあんな顔させたいわけじゃなかったの。


ただ、自分が情けなくて


これ以上迷惑かけたくなくて


小さくなっていく後ろ姿


空気は張りつめていて


"ごめんなさい"と心の中で何度も叫んだ。

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