お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~
応援してくれてる。
その気持ちがすごく嬉しかった。
頑張ろう!!
いい報告ができるように。
恭ちゃんに。
それから……桐生に。
「失礼します。」
あたしは静かにお辞儀をして試験室へと入った。
絶対……
絶対、大丈夫だよ。
――――・・・
「やめ!!」
先生の合図と共に手を止める。
「お疲れ。結果は明日だから。朝一で職員室に来いよ。」
先生に答案を返して試験が終わった。
テスト中はもう緊張しすぎて何があったかわからない。
でも…全力は尽くしたから。
悔いはない。
あとは祈るだけ。
ちゃんといい報告ができますように。と。
そう思いながら教室へと向かった。