お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~

や、やだっ…!!!

こんなの…


「だめええええええっ!!!!」


気づけばあたしは大声で叫んでいた。


「あ。」と思った時には時既に遅し。


須々木さんがポカンとしながらあたしを振り返る。


桐生はクスクスと笑いながら、「何自分でばらしてんだよ。」と囁いた。


「それとも…萌は誰かに見られながらされるのが好きなのか?」


「ち、違いますっ!!!」


あたしは顔を真っ赤にしたままうつむいた。


「その顔でそんなこと言われてもな。好きですと言ってるようにしか聞こえねえ。」


「変なこと言わないでくださいっ。須々木さんが見てる前なんですよ!」

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