お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~
「俺はお前に傍にいてほしい。やっと気づいた本当の気持ち…俺にはお前が必要なんだ」
「桐生…」
「だから俺は最低な命令をお前に下そうと思う」
そう言って少しだけ頬を赤らめる。
その色っぽい表情にあたしは耳まで真っ赤になった。
「ずっとずっと俺の傍にいろ」
涙が一筋の線となって流れる。
答えなんて決まってるよ。
涙でぐちゃぐちゃの顔。
でも最上級の笑顔で答えた。
「はい…」
その瞬間視界の景色が途切れ…
甘い口づけが落とされた
それは愛しい人から伝えられた大きな大きな愛。
何よりの幸せ。