お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~

「はーい」


バタバタと広い屋敷を駆け回る。


今日は一ノ宮家の使用人総出で屋敷を掃除している。


だって今日は特別な日。


4年ぶりにあなたがこの家に帰ってくる日。


22歳になったあたしには少し可愛すぎるんじゃないかというくらいのメイド服という姿で広い廊下にモップをかけていく。


さっきから3時間以上かけてるんだけど残りはまだ半分以上ある。


さすが大財閥…


広すぎるんだよー!!!


半ば半泣きになりながらあたしは掃除を続ける。




それから数時間後…


「終わったぁ…」


キラキラと輝く床を眺めてあたしは額の汗をぬぐった。

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