イケメン殿様と平凡少女
期待なんかしてなかった。
気づけばオレはいつも
あいつを目で追ってたから、
あいつが同じように
殿様を目で追ってるのは
気づいてた。
だから自分は期待しちゃ
ダメだって言い聞かせた。
ただ。
あいつの喜ぶ顔が見れたら、
って。
見返りなんかいらない。
ただあいつが喜んで
くれたら、って…
財布なくしたなんて
嘘までついて買いに行った。
さらっと渡して
さっさと仕事に
戻るつもりだったのに。