FORTUNE~フォーチュンシリーズPAGE1
急に李苑が立ち上がる。
聖も顔を上げる。
上空から、人が降りてきた。そして、地面に足をつけると、崩れるように膝を折った。
(やはり……)
それはファリアだった。
聖の技でダメージを受けてはいるようだが……やがて、ゆっくりと立ち上がった。
「くっ……まさか、見つけられるとはな」
そう言いながらも、顔は不気味に微笑んでいる。
「だが、ここまでだ」
ファリアは2本の細い剣を交差させた。
(ヤバイ!)
攻撃される。
「逃げろ!」
李苑に向かって叫ぶ。
だが彼女はファリアを見据えたまま、振り返らずに言った。
「いいえ!」
キッとファリアを見据る。
「夢想拳──!!」
ファリアの剣から緋色の“気”が無数に飛んでくる。それを、両手を前に突き出して結界を張って受け止める。“気”は結界に弾かれて消滅した。
「今まで聖くんに護っていただきましたから、今度は私がお護りします」
振り返った李苑は、にっこりと穏やかな笑顔。そこには意志の強さが表れていた。
「ふ、中々頑丈な結界だな」
ファリアはまた笑った。
だが大きく上下する肩は、相当疲労しているのだと思われた。もしかしたら、自分達と同じように、神の莫大な力に体がついていかないのではないだろうか。
聖も顔を上げる。
上空から、人が降りてきた。そして、地面に足をつけると、崩れるように膝を折った。
(やはり……)
それはファリアだった。
聖の技でダメージを受けてはいるようだが……やがて、ゆっくりと立ち上がった。
「くっ……まさか、見つけられるとはな」
そう言いながらも、顔は不気味に微笑んでいる。
「だが、ここまでだ」
ファリアは2本の細い剣を交差させた。
(ヤバイ!)
攻撃される。
「逃げろ!」
李苑に向かって叫ぶ。
だが彼女はファリアを見据えたまま、振り返らずに言った。
「いいえ!」
キッとファリアを見据る。
「夢想拳──!!」
ファリアの剣から緋色の“気”が無数に飛んでくる。それを、両手を前に突き出して結界を張って受け止める。“気”は結界に弾かれて消滅した。
「今まで聖くんに護っていただきましたから、今度は私がお護りします」
振り返った李苑は、にっこりと穏やかな笑顔。そこには意志の強さが表れていた。
「ふ、中々頑丈な結界だな」
ファリアはまた笑った。
だが大きく上下する肩は、相当疲労しているのだと思われた。もしかしたら、自分達と同じように、神の莫大な力に体がついていかないのではないだろうか。