恋するイケメン
彼女の家
付き合い始めて一ヶ月。

少しづつ近づく距離が歯痒い。


あのファミレスから放課後デートも出来ないまま、金曜日になってしまった。


「土日…予定ある?」


いつも通り亜由美との帰り道。

今度こそと誘ってみる。


「土日?ないけど…。」


「じゃあ、明日…デートしたい。」


あ─!なんだこれ、俺…格好悪っ!


「…うん。」


亜由美は小さく返事をすると、真っ赤な顔で俯いてる。


やった!

「明日、迎えに行くから。」


恥ずかしそうに頷く亜由美の繋いだ手を持ち上げ唇を落とした。



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