恋するイケメン
電車に乗り込んでからも離れない2人にいらつきながらもため息をついて亜由美に紹介してやる。


「亜由美、これ岳。それ啓志。仲良くしなくていいから…。」


「ひでぇ…。」
「酷いね…。」


「あ、藤崎 亜由美です。」

俺達3人のやり取りを戸惑いながら挨拶する。


「「亜由美ちゃん、よろしく~。」」


気安く名前を呼ぶな!


「…もういいだろ?向こう行っていいぞ。」


シッシッと手を握り追いやる。

「え──、何それ…心狭すぎでしょ…。」


クスッ

隣で小さく笑う声…。

ん?亜由美を見ると俯いて肩を震わせていた。


笑ってる!
俺の前で小さいけど初めての笑顔。

岳!でかした!
…けどなんでお前なんだよ。



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