おデブ脱出
誰もいない放課後の教室であたしは1人

「悔しい〜痩せたいよ〜」

1人でそんなことを呟いていた

そのとき教室のドアがあいて誰かが入ってきた

「お前、痩せてぇのか?」

同じクラスの花畑進之介

「や…痩せたいよ、でも無理だよ、ダイエットとか」
「なんで諦めんの?やってみればいいじゃん」

「あんたには関係ないでしょ!」

進之介はクラスでも人気がある
そんなやつにあたしの気持ちが解るわけない
だいたいあたしなんかに構わないでよ!
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