レンアイ授業

あたしは、言い合いをしている奈由と佐々木君を放って、教室を出た。

「どこいったんだろう?」

あたしは、図書室へ向かった。

ガラガラ

図書室へ入ると、いつもの席に修太くんはいた。

「あっ、いた。」

「ん?」

「どこ行ったのかと思った。」

修太くんは、図書室から繋がる屋上庭園にでた。

「修太くん?」

修太くんは、そのまま庭園内に寝転んだ。

「あー。」

修太くんは、空を見上げていた。

「いつまでそこに立ってんの?」

「えっ?」

修太くんはあたしを手招きした。

あたしは、修太くんの隣に寝転んだ。

「なんか落ち着く。」

「だろ?」

空はとても綺麗だった。

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