secret love~アイドルと…~
あまりの速さに、

私も、報道陣も


成す術がなかった。


「・・・はや!!」

私の声に、


「ハァ・・ハァ・・・

元陸上部を舐めんなっての!」


そう言って笑った良美。

・・・

こんな頼もしい親友に、

感謝の抱擁をした私。



「今は逃げたけど、

これからどうするのよ?」


・・・さて、

問題は、そこなのよね?


「どうしましょう?」


「ホント、のんきだね?」

・・・

決して、のんきなわけじゃない。

本当に、

どうしたらいいか、

私にもわからないんだもん。
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