君が好き。


その後、春樹と二人で帰った。


家まで帰る時は他愛のない話。


あたしはもっともっと春樹が好きになる。


「じゃ、明日な。疲れてんだからゆっくり休めよ?」



優しくしないでよ。


もっと好きになっちゃうじゃん。



「春樹……」



「ん?」




「あたし…」





一瞬、二人の時間が止まる。





「…っと…」


いけない。


はっとする。


あたし春樹に…、春樹に…


あたし………今……何言おうとしたの……






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