君が好き。


*春樹side*


何なんだよ、あいつ。



気になる。



そう、俺は幼なじみながら奈々が好き。


でも高校に上がっても、いまだに奈々に自分の気持ちを言えずにいる。


今までずっと幼なじみとしてやってきた。


俺は幼なじみなんて思ったことねぇけど。


奈々はきっと俺のこと幼なじみとして見てんだろうな。


ズキッ


あぁー。


ほんと、疲れた。


今日、奈々が昼休憩から教室に戻って来なかった。



俺が6限サボって奈々を探したら空き教室に倒れてた。


その時は本当に生きた心地がしなかった。


だって奈々は真っ青な顔をしてた。


「あいつ、大丈夫なんかな。」


俺は奈々に一方的に去られた後、ゆっくりと家に入る時にそう呟いた。




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