同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正






「8万かぁ…少ないな」



あたしは通り過ぎに見つけたカフェに寄りブラックコーヒーを一口飲む。




この8万はあたしがおねだりしたわけではなく男自らあたしにくれた。




あたしを可愛がってる40代の男に。




あたしと同世代の子ならきっと8万は大金だと思う。


けれどあたしにとっては8万なんて大した金額ではない。



あたしが初めて男からお金を貰ったあの頃のあたしにとってはとても衝撃的だった。



初めて知った。



働かなくてもデートをしたりキスをしたり身体を差し出すだけでこんなに容易く大きなお金が手に入ることを。




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